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- 兵庫県川西市 川西緑台高等学校
バルセロナ、アトランタ五輪で連続メダリストの有森裕子さんが、講演会と実技指導を行いました。講演は全校生徒、教職員ら約1000人を対象に、中学時代の運動会に800メートル走で3年連続優勝したことが、陸上競技人生のスタートになったことをはじめ、これまでの体験を交えてあきらめないことの大切さを語りました。陸上部の生徒メインの実技指導でも、短距離などの具体的な実地指導で熱意のこもったアドバイスを行いました。
有森さんは生まれつき股関節の状態が良くなくて、何をしてもうまくいかず何でもいいから自信の持てることを探してもがいていた中学時代のことを話ました。誰もがいやがっていた800メートル走に挑戦して1位になり3年間連続優勝したことが大きな自信になりました。岡山・就実高校時代に陸上部に入りたいと思い入部を希望したら「素人はいらない」と断られ、とにかく入りたいとの一心から、顧問の先生を1カ月間追いかけ回して説得したことなどを例に「チャンスを絶対ものにする執念や自分で決めたことは最後までやりとげることが大事」と強調しました。
陸上部員48人に行った実技指導でも、熱血指導で有森さんは部員を魅了しました。身ぶり手ぶりで呼吸の仕方、あご・腕・足など体の各部分の細かいところまでの動きをアドバイス。指導を受けた生徒は「具体的ですぐ練習に役立ちそう」と感想を話していました。有森さんは、「練習だからと気を抜かず、本気で取り組む姿勢が大切」と繰り返し、本気でやれば必ず変われること、変わっていく自分を楽しんで普段の練習を続けようとエールを送りました。