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- 山梨県北杜市 山梨県立北杜高等学校
女子バレーボールで五輪に3回出場した大林素子さんが登壇し、スポーツを通して学んだ教訓などを語りました。1・2年生の生徒、保護者など約520人が参加。大林さんは、高校バレーボール界の名門・八王子実践高校を卒業後、バルセロナ五輪などに出場。現在も、日本スポーツマスターズ委員会シンボルメンバーを務めるなど、スポーツ業界で活躍しています。講演では、笑いを交えながら、夢を実現するために大切なことを熱弁。生徒たちもじっくりと話に聞き入っていました。
「身長、何センチですか?」。大林さんは壇上から降りて、生徒たちに聞いて回りました。「私、大きいでしょう」と笑いを誘い、「小さいとね、かわいいって言われるじゃん。身長が高いとかわいいって言われないからね」と陽気な口調で生徒たちと交流。タレントとしても活動する大林さんは、輝かしく見える芸能界に触れ、「芸能界でも、芸人さんや、俳優さんでも、コンプレックスを武器に活躍している人たちがたくさんいます。勇気を持って頑張ってください」とエールを送りました。
会場を明るく沸かせた大林さんは、自身のスポーツ人生を振り返りました。中学生のころにバレーボールを始め、毎日のハードな練習に「今日休んで、明日頑張ろう」と休みがちだったといいます。記念すべき初試合で、これまでにない悔しい思いを味わい、「明日じゃなくて、今日頑張ろう」と気持ちを切り替えるように。どんな人でも、夢を叶えられる可能性があることを力説し、「人より、少し努力することが大切。努力を先延ばしにしないことが、自分の勝利に近づきます」と生徒たちに訴えました。
自身のコンプレックスに負けず、意識を変えることで五輪出場の切符を手に入れた大林さん。経験から生まれる言葉は、生徒たちの心にも強く響きました。陸上部の生徒からは「日々の努力を怠ることなく、人よりも一つ多く努力をして、速くなりたいと思った」、別の生徒からは「行動と努力で夢を叶えた姿はとてもかっこいい。大林さんみたいな人になりたいと思った」。女子バレーボール部のマネージャーからは「自分が部活でしていることに意味があるのかと悩んでいたが、『直接形に残らないものや、今意味がないと思っていることでも、必ず自分の体に残るから』という言葉が心に響きました。今日もらった言葉を大切に、自分なりに努力していこうと思います」などの感想が寄せられました。