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- 福島県いわき市 福島県立いわき海星高等学校
小椋久美子さんは現役時代、潮田玲子さんとペアを組み「オグシオ」の愛称で親しまれたバドミントンの人気アスリート。北京五輪では5位に入賞し二人の熱血プレーが日本中を沸かせました。この日400名の全校生徒を前に講演した小椋さんは、勝ちにこだわるプレーが大切と強調。実技指導では自らのプレーを見せながら具体的なアドバイスをして、「話もわかりやすく、繰り返し練習が必要なこともよくわかった」と生徒達から好評を博しました。
アナウンサーとの掛け合いで始まった小椋さんのトークショーは、テンポよく素人にもわかりやすい内容で、生徒達もどんどん引き込まれていきました。小椋さんがバドミントンを始めるきっかけになった話や、その後の厳しい練習、しかし何度やってもトップが取れなかったのは2位で満足していたからだったなど、実体験の話にはリアリティーがありました。「1位」「優勝」を意識して勝ちにこだわらなければトップは取れない、意識した時から自分は変われたという話は、生徒たちに強い説得力がありました。
講演を聞いた生徒からは「勝ちにこだわるプレー」がよくわかったという感想が多く、また「一つのショットを上達させるためには、繰り返しいやになるほど練習が必要なんだと改めて気付いた」と、上達には当たり前の基本練習がいかに大切かを学びました。また教員からも「一番の成果は、一つひとつのショットを大事にする気持ちができたこと、気持ち良いプレーではなく、しつこく拾い勝つためのショットを心掛けるようになったことです。生徒も私もとても貴重な体験をさせていただきました」と感謝の声が寄せられました。
実技指導は、全校生徒を対象にしたものと、部員指導が行われました。小椋さんが実際にプレーして見せながら、ラケットを軽く握ることや、シャトルを打つ瞬間に腹に力を入れることなどの基本をていねいに教えました。部員指導では部員が普段体験したことのない内容に触れられ本格的な指導を受けられたことが貴重な体験となりました。部員の一人は「今日学んだこと、指導を受けたことを新人戦で生かしたい」と話していました。