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- 栃木県那須塩原市立三島中学校
コンプレックスをバネに中学時代から頭角を現し、1988年のソウルからオリンピックに3大会連続出場した日本チームの元エース大林さん。現在もJOCやJVAの委員としてスポーツ振興活動を続けている。前日の宮城県大崎市の古川中学校に続いて栃木県では初めてとなる「VICTORYスポーツ教室」の講師を務めていただいた。
講演は三島中学校の体育館で、第二部の実技指導は学校のすぐ近くの市立「にしなすの運動公園体育館」で開催された。
大林さんの講演は、生徒達と同じ自分の中学生時代の話から始まった。
「コンプレックスでもあった身長の高さを生かそうと中学校からバレーボールを始めたが、もともと運動は苦手だった。部活の練習はしんどかった。入部3日目で部活を休んだ。一度休むとずる休みしやすくなる。練習にあまり出てないのに、顧問の先生が私を新人戦に出した。練習もしてない私は狙い撃ちされて、ミス連発。試合には負けてしまった。悔しかった。その悔しさをばねに徹底的に練習した」「人より一回、一周、ちょっと頑張る。サーブを一本、筋トレを一回、多くやる。3か月、半年したら差が出てくるんです。ちょっとした努力も積み重ねたら大きくなる。自信につながる。勝負の時に生きてくる。と熱い話が続いた。
そして「今、勝てなくても、明日は勝てる!来年は勝てる!・・・と信じて努力することが大切」と、諦めずにチャレンジすることの重要性を力説した。
先生からは「いつもはテレビで見ている大林さんが、ステージから降りて生徒の中に入って会話するなど、親しみやすい雰囲気の中で自身の体験に基づいた話をしていただいた。説得力もあり、生徒たちの心に大きく響いたと思います」とお礼のメッセージをいただいた。
第二部の実技指導は学校から歩いて5~6分程の市立「にしなすの運動公園体育館」で行われた。バレーコート3面がゆったり取れる広くて立派な体育館。
前半の1時間は三島中学校と近隣の西那須中学校バレーボール部員など約60名が参加。
1996年アトランタ五輪で大林さんとともに活躍した永富有紀さんも加わって、パスやトスなどバレーボールの実技指導が行われた。
後半は三島中の運動部員、そして小中一貫教育の取り組みの一つとして、横林小学校、大貫小学校の生徒など総勢300人以上が参加して体力づくりを中心にスポーツの基礎を教わった。