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- 宮城県大崎市立古川中学校
中学時代からバレーボールを始め、中学3年で東京都中学選抜に選出され、その後高校バレーボール界の名門八王子実践高校へ。1986年に日立に入社し、1988年のソウルから3大会連続で五輪に出場した日本チームの元エース大林さんが、因縁の地?古川で「VICTORYスポーツ教室」の講師を務めた。終了後には父兄や地元バレーボール関係者が集まって懇親会も開催された。
「3大会連続してオリンピックで活躍されたトップアスリートの方がこの古川中学校に来られる!いまだかつてない初めての出来事です。昨日から先生も眠れませんでした。わくわくしています。ぜひ充実したものにしていきましょう」そして「あと1320日で東京オリンピックがやってきます。この古川中学校からも活躍できる人が出ることを期待いています」という校長先生の挨拶から第一部の講演会がスタートした。
大林さんのわかりやすくてホットな内容の講演を聴いた生徒からは「自分の嫌いなところを長所に変えてバレーに生かした話や自分のやりたいことにどんどんチャレンジするといったポジティブな話が多くありました」「努力は先送りせず、楽なことを先送りする」「プラス一本の積み重ねが大切」という言葉が印象的でしたなど様々な感想が寄せられた。
また、質問コーナーで「チームの雰囲気が悪くなった時にどうすればいいか?と聞いたら、大林さんは丁寧に答えてくれました。集まってみんなの目と顔を見ること、つらい時ほど大きな声を出すことなど。すべて心に響く言葉ばかりでした。最後に握手もしてもらい、勇気をもらいました」という感激のコメントもありました。
そして、「あきらめないでね。チャレンジして欲しい。私も来年は50歳なの。3回オリンピックに行ったけど20年前に引退して10年前にホリプロに入ったの。子供のころからの夢だった女優を目指してチャレンジしています」という大林さんの頑張る姿に刺激を受けていた。
第二部の実技指導はアトランタ五輪で大林さんとともに活躍した永富有紀さん、そして地元大崎市の古川学園OBで元日本代表の高橋めぐみさんも加わって行われた。
指導を受けたのは古川中学と近隣の古川黎明中学校のバレーボール部員約60名。
「みんなさん!ずーと座っていて動いてないのでアップから行きましょう!」と大林さんの元気な声で始まった。「アキレス、足首、ひざ、かかと・・・伸ばしたところを意識してください。どの筋肉を、何のために伸ばしているのか、意識することによって違いますよ!効果が・・」そんな基本から楽しくスタート。
そして、パスやトス、レシーブ、スパイクなどについて基本的な指導が丁寧にわかりやすく行われた。
顧問の先生からは「学校にある普通のもの(コートやバレーボールなど)を使ってドリブル練習の方法なども教えていただき、部活や体育の授業ですぐに実践できそう」「正しい形で正しい練習をするという基礎の大切さを改めて学んだ」などと感想が寄せられた。
最後のミニ練習試合を含めて実技指導の約2時間はあっという間に過ぎた。
大林さんの現役時代のブロード攻撃はかつて、<モトコスペシャル>と呼ばれた。その攻撃名を冠した懇親会が父兄や関係者の希望で教室終了後に行われた。 「今日の古川中学の生徒はすごく一生懸命で充実したVICTORYスポーツ教室になったと思います。皆さんありがとうございました」と大林さん。 「古川の地を有名にしたのは実は私なんです!1985年春高バレーで当時の古川商業(現・古川学園)と私の母校八王子実践高校が決勝戦で当たりました。その時私は絶不調だったので古川商業が圧勝。初優勝に貢献しました。以来古川は思い出の地です。今もお付き合いがあり、これからも、いろいろと応援していきたいと思っています」そんなユーモアと親しみあふれる大林さんの挨拶から始まって、懇親会は笑顔あふれる和やかなひと時となりました。