制服のシャツや体操服を洗濯したところ、襟元や袖がピンクに変色してしまった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
「漂白したのにピンクに変色してびっくり!どうしたらいいの?」
「週明けには着ていきたいのに、すぐに落とす方法はないの?」
とお困りの方も多いと思います。
今回この記事では、ピンクに変色してしまう原因と、対処法についてご紹介いたします。
変色する原因

ピンク色に変色してしまう原因は2つ考えられます。
①日やけ止めと塩素系漂白剤の成分が反応してピンク色になってしまう。
→襟袖などの部分が変色した場合の多くはこれが原因です。
②濡れた状態が長く続き、酵母菌などの雑菌が繁殖してピンクの色素を出してしまう。
→全体的な変色や、生地の重なる部分が変色した場合の多くはこれが原因です。
落とし方
一度変色してしまっても、生地本体ではなく付着した成分が変色しただけなので、ほとんどの場合で落とすことができます。
漂白剤でピンクに染まった場合の落とし方
準備物

- 固形石鹸もしくは濃縮タイプの中性液体洗剤(花王:アタックZERO)
- 洗い桶
ステップ①

変色してしまった部分に固形石鹸や濃縮タイプの液体石鹸など、洗浄力の強い洗剤をつける
ステップ②

5分〜10分つけ置きする
ステップ③

もみ洗いする
※一度では綺麗に落としきれない場合もあります。その時は①〜③を何度か繰り返してください。
※注意※
ブラシで擦りすぎると生地を痛めてしまいます。優しくもみ洗いしてください。
ステップ①〜③を3回繰り返すとピンク色はほとんど見えなくなるほど落とすことができました。

雑菌が繁殖してピンクになった場合の落とし方
準備物

- 酸素系漂白剤(花王:ワイドハイターPRO)
- 洗い桶
ステップ①

水温40℃〜50℃のお湯に酸素系漂白剤を入れ、2時間程度つけ置きする
※通常より高めの温度のお湯を使用することで、洗剤を活性化させることができます
ステップ②

通常通り洗濯する
ステップ③

湿気のこもらない風通しのいい場所に吊り干しする
※すべての場合で落とせるわけではありません。
予防方法

予防方法①
服に日やけ止めがついてしまった時は、早めに洗濯するようにしましょう。
★ポイント★
日やけ止めがつきやすい襟元や袖口部分に中性の洗剤を部分付けすると効果的です。
予防方法②
日やけ止めがついてしまった服を漂白する時には、酸素系漂白剤を使用するようにしましょう。
予防方法③
フリクションプルーフ(擦れに強く、服に付きにくい)の日やけ止めを使用する。
予防方法④
洗濯後は風通しの良い場所に吊り干しし、濡れた状態で長時間放置しないようにしましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、
- 衣類がピンク色に変色してしまう2つの原因
- 変色した時の落とし方
- 予防方法
について紹介させていただきました。
一度変色してしまっても、ほとんどの場合落とすことができるので、焦らずこの3ステップを試してみていただけると嬉しいです。
※この記事で紹介させていただいた方法は一例です。詳しくは洗濯絵表示などをご確認ください。