岡山県 玉野市立玉野商業高等学校

創立60周年の記念行事にバレーボールの大林素子さんが熱血指導

種目:バレーボール 講師:大林素子先生 開催:平成29年10月24日

全校生徒や保護者など約500人が参加して一流アスリートの話と実技指導を受けるという貴重な体験ができるスポーツ教室が開催されました。大林素子さんは、高校生で初の日本代表入りを果たし、五輪に3回(88年ソウル、92年バルセロナ、96年アトランタ)出場。日本人初のプロ選手としても活躍した経歴を持ちます。第1部では「マイドリーム」と題した講演、第2部では基礎からみっちり実技指導が行われました。

講師:大林素子先生

コンプレックスをバネに五輪への夢をかなえた!

大林素子さんはお母さんの実家が岡山にあり、子どもの頃はよく岡山を訪れたといいます。小学6年生で身長が170cmもあり、アイドルになるのが夢だったのに高身長のため「なれるわけない」とよくいじめられました。そんな大林さんを救ったのがテレビアニメの「アタックNo.1」。身長を活かせるバレーボールで五輪に出て見返してやろうと思ったのがバレーボールを始めたきっかけでした。意志が弱く部活を休みがちだった大林さんのせいでチームが惨敗した時、落ち込んでいる姿を見て「まともに練習していないやつに落ち込む権利はない」と監督に一喝され意識が変わりました。

コンプレックスをバネに五輪への夢をかなえた!

一流選手のプレーを目のあたりにし、それまであった「今日は休んで明日から頑張ればいい」という考えを捨て去りました。「楽を先送り」「今日頑張る勇気」「今日頑張る意志」など、大林さんが繰り出す心に響くキーワードが、生徒だけでなく教員や保護者の胸にも熱く届きました。

コンプレックスをバネに五輪への夢をかなえた!

実技指導はウォーミングアップから
往年のエースアタッカーが汗を流して!

大林さんは、本気でバレーボールと向き合う意識に変わってから、1日もバレーをしなかった日はないといいます。日々の練習の積み重ねがいかに大切かを大林さんは身をもって教えてくれました。スパイク練習やレシーブ練習で「7割で終わっている」と言われ、担当教員は「今まで足りていないところに気が付きました。今回受けた指導を日々の練習に生かし、大会での上位の成績を目指し頑張りたい」と話していました。

実技指導はウォーミングアップから往年のエースアタッカーが汗を流して!
実技指導はウォーミングアップから往年のエースアタッカーが汗を流して!

当日は朝日新聞社から特別取材班「出前朝日号」も駆けつけて・講演会と実技指導の様子を速報版「特別記念号」として発行し、その場で生徒や父兄に配布されました。

実技指導はウォーミングアップから往年のエースアタッカーが汗を流して!