福岡県中村学園三陽中学校・三陽高等学校

創立30周年の節目の年に、世界殿堂入りを果たした大畑大介さんが!

種目:ラグビー 講師:大畑大介先生 開催:平成28年11月16日

創立30周年の節目に「VICTORYスポーツ教室」が開催されることになった中村学園三陽中学校・三陽高等学校で講師を務めてくれたのはラグビーの名選手大畑大介さん。京都産業大学時代にラグビー日本代表入りし、1999年と2003年のワールドカップで活躍。ちょうど1週間前にワールドラグビー(WR)から国際試合での世界最多トライ69の記録が評価されて世界殿堂入りを果たすというまさに最高のタイミングでの開催となった。

講師:大畑大介先生

講演のタイトルは「為せば成る!」

「先週の金曜日にネットのニュースで大畑さんのワールドラグビー殿堂入りを知って、すごいなあ、よかったなあと思っていました。ところが、明日17日にイギリスで表彰式が行われると聞いて、本校での講演会はキャンセルかと心配していましたが、こうしてお越しいただけてとてもうれしく思っています」という教頭先生のコメントから第一部がスタートしました。
司会は九州朝日放送(KBC)の近藤アナウンサー。タイトルは「為せば成る!」大畑さんの話は「体が小さくて仲間との協調性もなかった。僕が小学生の頃は、野球をやるのが普通。だけど、僕は皆と同じことをやりたくなかったので、家から1時間ほどの〝大阪ラグビースクール″でラグビーを始めた」そんな話から始まった。
中学校の時も普通の生徒。目立った選手でもなかった。自分の成長こそがチームの成長にもつながるという観点でこれから成長しそうな高校を選んだ。ところが周りを見回すと全員が選抜で入学してきていた。自分だけが違った。でも、自分は自分。高校3年間の達成目標を決めた。

白い学校シューズの右と左に書いた。チームと自分の目標。チーム目標は「全国No.1」自分の個人目標は「高校生No.1」。誰も信用してくれなかった。でも目標を示すことで人に見られるという緊張感があった。そしてその目標から逆算してどうするかを計画し実行した。そして、仰星高校2年生で花園の全国高校ラグビー選手権に出場。3年の時高校日本代表に選ばれた・・・・と学生時代の話が続いた。
そして「体は小さかったが走りは速かった。それを自分の武器にした。そして成し遂げた一つの成功体験が次の大きな自信になった」「自分の可能性を信じて、そして目標をもってチャレンジしてほしい」などと熱いメッセージが送られた。

講演のタイトルは「為せば成る!」
講演のタイトルは「為せば成る!」

一人一人に声を掛けながら、ていねいに実技指導

11月だというのにきれいに手入れされた緑のグラウンドで、好天にも恵まれ実技指導が行われた。
参加メンバーは三陽校のラグビー部員16名に、せっかくのチャンスということでサッカー部員20名。そして近隣の西陵高校ラグビー部員11名。ランニングのポイント、的確なパスの放ち方やキックなど、ラグビーの基本的なプレーを中心に生徒たち一人一人に声を掛けながら指導が行われた。

顧問の先生からは「基本的なプレーを中心とした実技指導を行っていただいた。その中で、何を意識しなければならないか、ポイントを絞って丁寧に説明をしていただいた。また、何度も繰り返して指導していただいたので生徒たちの理解も深まり、練習を通して集中力、思考力、判断力の大切さも学べたと思う」と感想が寄せられた。
指導の最後には生徒の代表者から「とても楽しかった。すごく勉強になりました!12月の新人戦で生かしたい」と感謝の言葉が送られた。

一人一人に声を掛けながら、ていねいに実技指導
一人一人に声を掛けながら、ていねいに実技指導