学生服の洗濯

基本編

活発な10代は日々の学校生活で気づかないうちに制服が汚れていますよね。

「ウチの子の制服ってあらえるの?」
「洗濯機で洗って大丈夫…?」

など私たちの悩みは尽きないし不安…

そんなアナタに安心していただくために、この記事では「初めて制服を洗う」方にもわかりやすく、知っておきたいキホンの洗い方や日々のお手入れの仕方をお伝えします!

 

Q1

洗える制服の
見分け方は?

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A

洗濯絵表示で確認できます。

STEP1

制服についている洗濯絵表示タグ(ケアラベル)を確認しましょう

下の写真を参考に制服の洗濯絵表示タグを探してみましょう。

詰襟(学ラン)

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左胸内ポケット

セーラー服

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左内側の脇下

ブレザージャケット

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左胸内ポケット

スカート

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右前の腰脇

スラックス お尻のポケットの中

STEP2

絵表示タグを見ながら、洗い方をチェックしましょう

絵表示の場所が分かったら洗い方の確認です。

どうせ洗うならおうちの洗濯機でラク〜に洗いたいですよね!

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洗濯絵表示タグにこのマークがあればご家庭の洗濯機で洗うことができます。

トンボの制服の多くは洗えるものがほとんどです。

クリーニングに出さなくてもよいのでお財布に嬉しいですね!

また、ニットや一部の制服は手洗いが必要なことがあります。

その場合はQ3.手洗いで制服をあらうには?をみながらチャレンジしてみましょう。

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※このマークがあるものは手洗い洗濯です

さらに、ウール繊維が50%を超えるものやボタンやテープといった付属品によっては洗えないものも。

そういった制服の絵表示にはバツ印がついた家庭洗濯不可のマークがついています。

その場合はお近くのクリーニング店にご相談ください。

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※このマークはがあるものは水を使った洗濯ができません

Q2

洗濯機で制服を
洗うには?

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A

タンブラー乾燥は使わずに
ネットに入れて弱コースで
洗いましょう

ポイント

  • ポケットの中を空にしてボタンやファスナーを止め、形を整えて洗濯ネットに入れる
  • 詰襟の場合はボタンをはずす
  • 全自動洗濯機の場合は「洗濯のみ」の弱コースを選んで制服だけで洗う
  • 脱水は軽めに30秒〜60秒
  • タンブラー乾燥は使わずに陰干し
STEP1

ポケットの中、ほつれ、ボタンをチェック!

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洗濯前に学生服のチェックをすることでボタンが無くなったりシミが残ってしまうことを防げます。

少し面倒に感じるかもしれませんがこのチェックが制服をキレイに洗うポイントです。

1. ポケットの中を空にしてホコリやゴミを払い出す

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2. 詰襟の場合はボタンを全てはずす

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ボタンの取れかけや、ほつれは洗濯前に直しておきましょう。

襟や袖口などの汚れが激しい部分は石けん等であらかじめ部分洗いしておくと汚れが落ちやすくなります。

STEP2

ネットに入れて洗濯機へ!

糸くずが付かないように、他の洗濯と一緒にせず制服だけで洗います。

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1. 制服を裏返しにして、キレイにたたむ

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2. 形がくずれないように制服と同じくらいの大きさのネットに入れる

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3. 制服だけを洗濯機に入れて水温30℃以下の弱コース(もしくは手洗いコース)を選び、中性洗剤で洗います。

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4. 脱水は30秒〜60秒。脱水の時間が長いとシワの原因に。

STEP3

ダンブラー乾燥はNG!自然乾燥で乾かしましょう!

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タンブラー乾燥を使用すると生地の縮みや劣化、型崩れの原因に。

全自動洗濯機を使用する場合は必ず「洗濯のみ」のコースを選び、直射日光の届かない風通しの良い場所で陰干ししましょう。

1.脱水が終わったらすぐに取り出してシワを防止

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2.型崩れしないように、上着は厚みのあるハンガーを使う

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※厚みのあるハンガーが無いときは針金ハンガーにタオルを巻いたものでも代用できます。

3.スラックスやスカートはポケットなどの内側が乾きにくいので裏返す

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4.直射日光を避けて風通しのよい場所で陰干しにする

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※陰干しすることで黄ばみや色あせを防ぎます

 

Q3

手洗いで制服を
洗うには?

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A

もみ洗いせず、ゆっくり丁寧
に押し洗い
がキホンです。

手洗いは素材の種類や汚れ具合に合わせて汚れ落ちを確かめながら洗うことができます。

STEP1

ポケットの中、ほつれ、ボタンをチェック!

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STEP1は洗濯機で洗う場合と同じです。

STEP2

桶やタライで押し洗い

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ゆっくり丁寧に押し洗いがキホンです。

もみ洗いや生地を擦り合わせる洗い方は縮みの原因になることがあります。

1. 洗い桶に30℃以下の水と中性洗剤を洗剤のラベルを見て適量入れる

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※縮みの原因になるためお湯は使わない

2. 汚れた部分が外になるように桶の大きさに合わせてたたむ

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3. 両手のひらを使ってやさしく桶の底に押し付けたり、持ち上げる動作を繰り返す

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※畳んだ制服のかたちが崩れないように気をつけましょう

4. 袖口や裾の汚れは手のひらで握ったり離したりを繰り返す

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5. (すすぎ)桶にキレイな水を入れ、押し洗いのやり方と同じように押したり持ち上げたりを繰り返す

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※最低でも2回、水が濁らなくなるまで

6. 洗濯ネットに入れて30秒ほど短時間の脱水をする

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もしくは押し洗いの要領でゆっくり押しながら脱水。絞るとシワになったり生地が痛んだりする原因に。

STEP3

ダンブラー乾燥はNG!自然乾燥で乾かしましょう!

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STEP3は洗濯機で洗う場合と同じです。

Q4

洗剤の選び方
は?

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A

制服にはおしゃれ着洗い用の
中性洗剤
を選びましょう

市販されている衣料用の洗剤には大きく分けて2種類あります。

・アルカリ性の一般的な衣料用洗剤や石鹸

・中性のおしゃれ着用洗剤

制服には中性のおしゃれ着用洗剤がおすすめ。

正しく使うと、色あせを防いだり、色もちをよくすることができます。

とはいっても、どんな洗剤かパッと思いつかない方も多いのでは?

ということで今回は花王の商品を例におすすめ品をご紹介します!

濃い色の学生服におすすめなのは花王のエマール

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外部サイト:花王エマール ブランドサイト

ウールはアルカリに弱いので、ウール混の学生服を洗濯する場合はウール・おしゃれ着洗いなどと表示された中性洗剤を使用しましょう。

また、一般的な衣料用洗剤には洗い上がりを白くみせる蛍光増白剤が含まれているものがあります。

これは真っ白なシャツやブラウスにはいいのですが、生成りや色柄ものには不向きで色があせたようになる場合があります。

濃い色のものが多い学生服には、『無けい光』と表示された洗剤を使用すると、色が長持ちしますよ。

 
 

Q5

シミがついた!
どうしたらいい?

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A

シミ抜きは時間勝負シミに
合わせた応急処置を

シミ汚れは時間がたつほど取れにくくなります。

できるだけはやくシミの種類に応じた対処をしましょう。

STEP1

シミの付いた部分にタオルやハンカチを当てる

STEP2

シミが付いた布の反対側からブラシや綿棒に液体を付けてたたく

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シミの種類によって『水』『溶剤』『洗剤液』の液体を使い分けましょう。

この時強くこすり過ぎると生地を傷めてしまうので注意が必要です。

STEP3

シミをタオルやハンカチに移し出す

シミ抜きのあとは洗濯表示に沿って洗濯をしましょう。

※それでもシミが取れないときや衣服全体に汚れがついているときはクリーニング専門店に相談しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は

の5つを紹介しました。

やってみると意外と普段のおしゃれ着洗いと同じで無理なく洗えそうですね!

毎日身につける制服だから、きちんとしたお手入れが大切。

みなさんも気軽にご家庭で学生服のホームケアにチャレンジしませんか?

洗濯機を使った洗濯のポイント

・形をととのえて裏返して洗濯ネットに入れる

・制服だけで弱コースで洗う

・水温は30℃以下で中性洗剤をつかう

・ハンガーにかけて陰干し

手洗い洗濯のポイント

手洗い桶の大きさは制服にあったものを選ぶ

水温は30℃以下で中性洗剤をつかう

汚れにあわせて押し洗い

ハンガーにかけて陰干し

動画で分かる!学生服の洗い方

詰襟学生服(学ラン)

女子通学服(セーラー服など)

ブレザー制服

手洗い(ニットなど)